雪蛍 「雨ときどき雪.」 「愛ときどき嘘.」 東京の冬は 天気予報よりも寒くて 口癖の真似はまだ とれないまま 一緒だったって証拠探す 僕がいるよ こぼしたため息 想いがつまったように ふわりうかんでくよ 雪が降る前に君に会いたい 瞼閉じるたび君が泣いて 暗闇で蛍みたい光ったら いつか消えた 寒がりな君は今頃どこかで 切れぎれの笑顔うかべながら雨を見てる 忘れても悲しい? 願っても苦しい? 明日にはきっと街は全部 白く変わる 同じ時間ゆらいで よせていた 頬がひとり冷たい 冬がココロを磨いていく
雪蛍
2024-11-10 07:07