隠し通せぬなら 全て失っていい そう契って 人と恋に落ちた 化け猫の話 恋人を亡くした君に 笑顔を取り戻したくって 僕は彼に化けて生きると 満月に誓う 泣き崩れた君を 強く抱きしめ言った 「もう一人にしないよ」 あぁ.神様 僕は残酷だ 記憶喪失を演じてさ でもその笑顔のためなら どんな嘘も罪も許される そんな気さえしてた ある夜.君は切り出した 「ねぇ.あなたの瞳は 彼とは違ってるわ ・・・だけど構わないの」 震え出した僕を 君は抱きしめ泣いた 「もう一人にしないで」 あぁ.神様 これが罰ですね
或る化け猫の恋物语
2024-11-10 11:24