四面楚歌-Mitsuki.ver-
[ユグドラシル-Filie Best Album-]
作詞:あたいわだれか
作曲:あたいわだれか
編曲:HIR
歌:中恵光城
静(しず)まりし夜(よ)の大地(だいち)に響(ひび)く
懐(なつ)かしき故郷(ふるさと)の歌(うた)
是(こ)れ何ぞ楚人(そひと)の多(おお)きや、と
杯(さかずき)をかわして
幾重(いくえ)に囲(かこ)む漢軍(かんぐん)の
轟(とどろ)く楚(そ)の歌(うた)流(なが)れれば
万里(ばんり)を手(て)にした覇王(はおう)でさえも
今(いま)となっては鞭打(むちう)てず
ああ 愛(いと)しき女(ひと)よ
汝(なんじ)を思(おも)えば涙(なみだ)が伝(つた)う
静(しず)まりし夜(よ)の大地(だいち)で紡(つむ)ぐ
憤(いきどお)る悲(かな)しみの歌(うた)
虞(ぐ)や虞(ぐ)や若(なんじ)を奈何(いか)んせん、と
繰(く)り返(かえ)し歌(うた)いて
「項王(こうおう)乃(すなわ)ち悲歌(ひか)忼慨(こうがい)し、
自(みずか)ら詩(し)を為(つく)りて曰(い)はく、
「力(ちから)山(やま)を抜(ぬ)き気(き)世(よ)を蓋(おお)ふ
時(とき)利(り)あらず騅(すい)逝(ゆ)かず
騅(すい)の逝(ゆ)かざる奈何(いかん)すべき
虞(ぐ)や虞(ぐ)や若(なんじ)を奈何(いかん)せん。」と。
歌(うた)ふこと数闋(すうけつ)、美人(びじん)之(これ)に和(わ)す。
項王(こうおう)泣(なみだ)数行(すうぎょう)下(くだ)る。
左右(さゆう)皆(みな)泣(な)き、能(よ)く仰(あお)ぎ視(み)るもの莫(な)し。 」
「項王乃ち悲歌忼慨し、
自ら詩を為りて曰はく、
「力山を抜き気世を蓋ふ
時利あらず騅逝かず
騅の逝かざる奈何すべき
虞や虞や若を奈何せん。」と。
歌ふこと数闋、美人之に和す。
項王泣数行下る。
左右皆泣き、能く仰ぎ視るもの莫し。」
「“こうおう、すなわち ひか こうがいし、
みずから し を つくりて いわく、
『ちから やまをぬき き よをおおう』
『とき りあらず すいゆかず』
『すいのゆかざる いかんすべき』
『ぐや ぐや なんじをいかんせん』 と
うたぶことすうけつ、びじん これにかす。
こうおう なみだ すうぎょう くだる。
さゆう みな なき、よくあおぎみるもの なし”」
幾多(いくた)に及(およ)ぶ戦(いくさ)にも
我(わ)が手(て)にかかれば何(なに)とせぬ
誰(だれ)もが恐(おそ)るる覇王(はおう)でさえも
流(なが)る時代(じだい)に逆(さか)らえず
ああ 偉大(いだい)な天(てん)よ
私(わたし)が亡(ほろ)ぶは汝(なんじ)のせいか
静(しず)まりし夜(よ)の大地(だいち)に響(ひび)く
懐(なつ)かしき故郷(ふるさと)の歌(うた)
是(こ)れ何ぞ楚人(そひと)の多(おお)きや、と
杯(さかずき)をかわして
静(しず)まりし夜(よ)の大地(だいち)に響(ひび)く
懐(なつ)かしき故郷(ふるさと)の歌(うた)
是(こ)れ何ぞ楚人(そひと)の多(おお)きや、と
杯(さかずき)をかわして
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xizu mani shiyouno daichi ni hibiku
natsukashi ki kokyou ( furusato ) no uta
kore nani zoso nin no ooki i seki ( ato )
hai ( sakazuki ) wo kou ( ka ) washite
ikue ( ikue ) ni i ( kako ) mu kan kumo ( kangun ) wo
todoroki ( totoro ) kusono uta ryuu ( naga ) nareba
man ura ( banri ) wo teni shita haoodesaemo
ima to mei ( na ) tteha muchuu tezu
aa ( aa ) itoshi ki nin yo
nanji wo omoe ba namida ga tsutau
sei mani shiyouno daichi de seki ( tsu ) muyo
fun ( ikinoru ) ru kanashimi no uta
sora ( ku ) ya sora ( gu ) ya nanji wo ika ( ikan ) sento
ku ri kaeshi utai te
( nen shiro )
hikari ( ko ) wo soku ( sunawa ) chi hikakuwo mei ( a ) kashi
ji ( mizuka ) rashio saku ( tsuku ) riteiwaku
chikara wo yama no ooki i
ki youwo
tokiriarazu mizu sei ( yu ) kasu
mizu noyukazuruwo ika subeki
sora ( ku ) ya sora ( gu ) ya nanji wo ika ( ikan ) sen to
utau koto mizu gatsu bijin korenikasu
hikari ( ko ) wo namida suinyoudaru sayuminanaki
yoku aogi miru mono dashi
ikuta ( ikuta ) ni oyobu hikusanno
magatenikakareba nando senu
daremo gaosoriru haoodesaemo
kyoku ( naga ) ru jidai ni gyaku ( saka ) raezu
aa ( aa ) idai ( hitai ) na ten ( ten ) yo
watashi ga metsu ( horo ) biha nanji no seika ( seika )
sei mani shiyouno daichi ni hibiku
natsukashi ki kokyou ( furusato ) no uta
kore nani zoso nin no ooki i seki
hai ( sakazuki ) wo kou ( ka ) washite
sei mani shiyouno daichi ni hibiku
natsukashi ki kokyou ( furusato ) no uta
kore nani zoso nin no ooki i seki
hai ( sakazuki ) wo kou ( ka ) washite
宁静夜中 天地回响
令人怀念的故乡之歌
说着“是何楚人之多也”
夜饮不断
十面包围的汉军
高声吟唱着楚歌
即便是坐拥万里山河的霸王
如今也无法意气风发
呜呼 心爱的女子啊
想到你就忍不住泪水
宁静夜中 地上传出
愤慨且悲哀的歌声
“虞兮虞兮奈若何”
反复不断地唱着
[项王乃悲歌慷慨,
自为诗曰:
“力拔山兮气盖世,
时不利兮骓不逝。
骓不逝兮可奈何,
虞兮虞兮奈若何!”
歌数阕,美人和之。
项王泣数行下。
左右皆泣,莫能仰视。 ]
经历过那么多征战
这手中所得又有什么
即使是霸王也和他人一样会怕
无法抗拒时代所趋
啊啊 伟大的苍天
汝要亡我啊
(或者……“天之亡我,非战之罪也”)
*宁静夜中 天地回响
令人怀念的故乡之歌
说着“是何楚人之多也”
夜饮不断
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