Sound Horizon 黒き女将の宿歌词


2024-09-20 05:48

ぶらん。ぶらん。風吹きゃ ぶらん。 踊るよ、黒いぶらんこ……。

おらは貧しい村に生まれ いっつも腹を空かせてた
お菓子で出来た家があったら あったら本当に良かんべな

「人は信仰によってのみ救われる」と

偉い坊さんが言ったとさ 本っていうのに書いたとさ
神様が助けてくれるなら たらふく飯食えっべな

お父達は鎌を手に 出掛けて行った
その日の空の色 哀しい程に朱く……

大砲が吼えりゃ 翼も無いのに 人が空を飛ぶ 軽やかに高く 戦争とは名ばかりの 唯の殺戮さ

嗚呼 武器が農具じゃ 残念だけれど 射程が短か過ぎた 残酷な程に 戦争とは名ばかりの 唯の殺戮さ

村の働き手は 結局その殆どが 二度とは帰って来なかった……

そしておらは、遠くの町へと……

年齢不詳。性別も不詳。出遇えば不祥。正に人生の負傷。
胡散臭い女将が、夜な夜な暗躍する宿屋。
その名を【黒狐亭】という!

「薹が立って久しい、クソババアが独り。
図太く生きてゆくには、綺麗事ばかりじゃ……ないわよっ!」

「愛した男は、皆儚く散った。
運が悪いのか、時代が悪いのか……」

「嗚呼【Mantzer】は気高く、
【Hutten】は華麗で、
【Sickingen】は、嗚呼、誰よりも――」

激しかったわ おい、クソババア!

「あんたのような田舎っぺ、拾ってやったのは、何処の誰かしら?
口の利き方にゃ……気をつけなさいっ!」

「さぁさ、旦那、どうぞ。温い麦酒は如何?
自慢の最高な肝臓料理、ご用意致しま――」

宵闇へ 飛び出した 女将を睨み
客は怒り おらは平謝り

そして小一時間後...

空気読まず 出戻った 女将の手には
贖罪の 新鮮な食材

その味に 怒り狂った客も 機嫌を直した
その事で 味を占めた女将の 暴走は続く……

必死に生きたけど、ロクなことがねぇ。
結局、人生って何だべ…よく分かんねぇ……

とん
とん とん
とん とん とん とん
とん とん
とん とん
とん とん とん とん
とん とん とん とん

躍るよ黒い

ぶ ら ん こ

  • 专辑:Märchen
  • 歌手:Sound Horizon
  • 歌曲:黒き女将の宿


相关歌词

Sound Horizon 黒の予言書歌词

黒の予言書 幻想物語組曲-クロニクル世界 それは-歴史を辿る少女と世界の物語 詠いたい詩があるんだ-辿りたい途があるんだ- 守りたい丘があるんだ-誇りたい薔薇があるんだ- 収めたい戦いがあるんだ-聴かせたい歌があるんだ- 語りたい航海があるんだ-掲げたい右腕があるんだ- どんな時でもボクらは諦めない 歴史の彼方 近くて遠いソラ キミとの約束 受け継がれる想い 終わらないボクらの系譜(クロニクル)- 「<黒の神子>(ルキア)よ-私は悲しい-! 君ならば書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ-

Sound Horizon 宵闇の唄歌词

私は『誰』なのか? 記述が抜け落ちた 真っ白な其の頁を 宵闇が染めてゆく 気付けば井戸の底 空を見上げていた 抱いていた可愛い少女 口を開いた 「復讐シヨウ」と 彼女が囁く その声色は 何処か懐かしく 何の為かなんて 誰の為かなんて 憶い出せぬ儘 衝動に従った 苦痛に歪む顔 悲痛に喚く声 戦慄と後悔の中で 嗚呼 復讐は罪が故に 粛々と受け入れ給え 嘆いた処でもう手遅れさ 遂に モリから イドヘ至る 喜劇の幕は上がった 七人の女優達よ! 死せる今 幾ら憾めど 刻は既に遅く お嬢さん 君は独り 夜の

Sound Horizon 沈んだ歌姫歌词

沈んだ歌姫 沉没的歌姬 第十二巻 741ページ-(第十二卷 741页) 二人の歌姫 沈むのはいずれか- 两名一心出头的歌姬 总有一天都香消玉殒-- 紅の歌姫と称されし フィレンツァ領主 フィレンツァ公爵家の令嬢 ロベリア?マリア?デッラ?フィレンツァの手番(ターン) 被称作红之歌姬的 Firenza领主 Firenza公爵家的小姐 Roberia Maria Della Firenza的回合 遊戲盤(ばんめん)の上を駒が進む- <聖都フィレンツァ及び南都ナポールタ → 赤の歌姫の後援都市>(F

Sound Horizon エルの絵本[魔女とラフレンツェ] 歌词

 エルの絵本 魔女とラフレンツェ 如何にして楽園の扉は開かれたのか- 鬱蒼と茂る暗緑の樹々 不気味な鳥の鳴き聲 ある人里離れた森に その赤ん坊は捨てられていた 幸か-不幸か-人目を憚るように捨てられていたその子を拾ったのは 王國を追われた隻眼の魔女 <深紅の魔女と謳われた>(Crimsonの)オルドローズ 銀色の髪に 緋色の瞳 雪のように白い肌 拾われた赤ん坊は いつしか背筋が凍る程美しい娘へと育った- 流転こそが萬物の基本 流れる以上時もまた然り 二つの楽園を巡る物語は 人知れず幕を開ける

Sound Horizon 星屑の革紐歌词

「こん0502ちわ.はじめまして!」 差し出した手を―― 嗚呼...可愛い私のお姫様 小さな指で懸命0502握り返してくる あなたの歩む道程が 輝くよう0502『星』と-- ある雨の朝...いつものよう0502少女が目を覚ますと... 寝具の横0502は優しい父親...そして大きな黒い犬が居た... 雨の匂い...くすぐったい頬...どこか懐かしい温もり... 小さな姉と大きな妹...二人と一匹...家族となった特別な朝-- 嗚呼...私は星を知らない 遠過ぎる光は届かないから... 嗚呼...

Sound Horizon 澪音の世界 歌词

荒れ果てた野を 一人の少女が往く 正確には一人と一匹 少女の右手には赤い紐 その先に結ばれたる首輪もまた赤く 黒銀の毛並みを持つ犬は 小さく吠えた 飼い主たる少女『澪音』に語りかけるかのように- 豪奢な廃墟に転がり 冷たい雨に怯える 輝ける名誉も権力も 今ではもう過去の所有物 観測とは事実の側面を抉り取る刃物 その男は果たして...何を得...何を失ったのか- 奪いし物は奪われ 斯して世界は廻る 降り止まない雨の向こうに 何色の空をみる 代償を背負うほど 加熱する駆け引きは 全て失くすまで気付か

Sound Horizon 侵略する者される者歌词

(The Chronicles of history.) (Is as rapid as the blink of an eye.) Celt lberosの眷属が築いた 城壁を崩して Carthageが踊った勝利の舞踏が 大地を震わせた Hispania Romaが荒れ地を耕して 石を敷き詰めて Vandalsの軍が蛮勇を奪って 荒らして廻った Visigothsが継いだ亡国の遺産の 歴史と文化は Umayyadによって異文化と出会って 花を咲かせた Aragon=Cataluna ⇔ Cas

Sound Horizon 緋色の花歌词

六番目の記憶.../第六的記憶 昏い森に橫たわる/倒臥於昏暗的森林 赦さない 赦さない/不可饒恕-不可饒恕- 手負いの兵を囚えた/擄獲了負傷的士兵 赦さない 赦さない/不可饒恕-不可饒恕- 少女はやみを見つめて/少女凝視著黑暗 赦さない 赦さない/不可饒恕-不可饒恕- 『紅玉』(ルビ-)の微笑を浮か/漾出宛如紅寶石的笑容- 赦さない 赦さない/不可饒恕-不可饒恕- < Lost > Vol.08 緋色の花 [緋色之花] 緋い空を見上げてた/仰望緋紅的天空 風に流される茜云/隨風流動的晚霞 沈ま

Sound Horizon 星女神の巫女 -Αρτεμισια-歌词

いつの世も 星屑は人を導き 人を惑わす 生を憂う娘にも 愛に狂う女にも その光は同様に降り注ぐ-- 灯る星は 闇に騒めき 廻り来る焔の明日を示す 夜空を翔ける 星女神の馬車は 地へと向う対の風 嗚呼...開かれし<黄道十二宮> 御子は星屑の矢で誰を射る? 天球の隨に...嘆くのは[獅子宮] 流る星は 闇に安らぎ 廻り行く焔の明日を示す 夜空に架ける 詩女神の橋は 紫へと至る終の虹 嗚呼...秘られし<黄道十二宮> 巫女は星屑の灯に何を観る? 天球の隨に...揺れる[双子宮] 運命の

Sound Horizon 記憶の水底歌词

< Lost > Vol.06 記憶の水底 [記憶的水底] 流れてゆきなさい [隨水流逝吧] 流れてゆきなさい [隨水流逝吧] 沈みながら眺める世界は虛ろな月 [沈沒時所看到的世界乃虛空的月光] 明かりいくら水底を照らしても喪失の手に囚われるだけ [不管照亮水底多少遍也只會被喪失之手所捕獲-] 沈んでしまったモノは狹間で揺れる骸 [已沈淀的事物乃是狹縫中搖曳的亡骸] 存在のやみがどれ程苦しくてもあの少年を受け入れないで [不管存在的黑暗有多痛苦也請不要接納那位少年] 流れてゆきなさい [隨水流